山吹水源・池山水源~熊本の湧水でコーヒーを入れる⑦

今回は熊本県産山村(うぶやまむら)にある山吹水源(やまぶきすいげん)の湧水です。向かう途中(山吹水源の数Km手前)にも有名な池山水源(いけやますいげん)がありますので、そちらもご紹介します。

池山水源

やまなみハイウェイに乗って産山を目指すと、まず池山水源があります。
清らかな水が涌く水源の中央部には水神様が祀られています。水面は鏡の様に周囲の木々を美しく映していますこの日はもみじの紅葉もきれいでした

池山水源は、昭和60年に環境省が選定した名水百選に選ばれました。当時熊本からは、白川水源・轟水源・菊池水源を含めた4ヶ所が選ばれ、平成20年に選定された平成の名水百選では、新たに水前寺江津湖湧水群・金峰山湧水群・六嘉湧水群と浮島・南阿蘇湧水群の4つが選ばれ、熊本県には合計8ヶ所の名水百選があり、全国一です。また、世界ジオパークに認定された阿蘇ジオパークの見どころとして存在する阿蘇のジオサイトは現在33ヶ所ありますが、その一つが、阿蘇・九重の火砕流堆積物の中を通って不純物が少なく清らかな水が湧出するサイト、池山・山吹ジオサイトとなっています。

 


駐車場の方には、取水口のある水汲み場もきちんと整備され、多くの方が水汲みに訪れています。
整備された水汲み場はトイレのある駐車場を少し降りた所にあります。(駐車場から一段下りて矢印の方に左折したすぐです。)※車で行けますのでペットボトルやタンク等にたくさん汲まれている方もいらっしゃいます。

駐車場から水源地へ向かう途中にがまだす堂があります。マスターが水源の水でいれてくれるドリップコーヒーを美味しく頂きました 店内には薪ストーブも設置してあり、寒い冬も暖かそうです。

山吹水源

さて、いよいよ山吹水源を目指します! 池山水源から8㎞程進んだ所にあります。

こちらが水源の水汲み場で駐車場の近くにあります。

キャンプ用のジャグに汲みました。取水口は1つです。

看板の地図で確認すると、水汲み場はちょうど現在地と書かれている場所あたりで駐車場の近くです。
道路の左側が駐車場で、右側に東屋とトイレがあります。

トイレもきれいに整備されていますが、冬季の使用はできないようです!

この期間はかなり厳しい寒さが予想されますね。ご注意ください!

駐車場から左に下りたところに先ほどの水汲み場があります。

水源地までの560mは歩く必要があります。進むにつれて秘境感が増していきます。

水源地には神秘的な雰囲気が漂い、もののけ姫の森のような感じさえあります。この時は私1人でしたので特にそう感じたのかもしれませんが、精霊たちがカタカタ出てきそうな雰囲気でした(笑)

水神様が祀ってある近くの水中の砂地からは、水が涌いているのが見て取れます。

山吹水源は、熊本県の名水百選に選ばれています。湧水量は先にご紹介した池山水源とほぼ同等の毎分30トンを誇っています。池山水源は比較的広い道路からアクセスでき、観光バスも訪れる観光地であるのに対し、山吹水源はより自然の中に立地し、静かで神秘的な雰囲気さえ漂います。当然細い道を運転したり、駐車場から水源地まで歩く必要も出てきますが、たくさんの自然を感じ、秘境感を味わうにはおススメです!

 

山吹水源の湧水でコーヒーを入れる!

今回は自宅に戻ってコーヒーを入れました。 2019年1回目! 1月ですが熊本は暖かい日も多く、庭で頂きました。自然の恵みを頂くと言いますか…自然の中から持ち帰った湧水は、それだけで清らかでコーヒーを美味しくしてくれる魔法にでもかかっているかのように感じてしまいます! このブログを書いている最中も、この湧水コーヒーをいただいていました! まろやかで美味しいです
湧水(名水)として有名ではあっても、飲用される場合は、あくまでも自己責任でお願いします。

アクセス
熊本市、大津町方面からミルクロードに入り、大観峰を過ぎるとやまなみハイウェイに突き当たります!

ココを左折してやまなみハイウェイ(県道11号線)を道なりに5㎞程進みます!

この交差点を右折して産山方面県道40号線1㎞程進みます!

看板も出ていますが、この交差点を左折です。左に黄色の建物、右に赤いポストのある簡易郵便局があります。

400mほど進めば ヒゴタイの里 産山村 の看板がありますので、ここを左折すると1.8㎞ほどで池山水源です。 ※山吹水源へはここを直進です!

先ほどの交差点を池山水源の方へは左折せず、3㎞程進んでこの看板の所を左折です!※ココは見落としやすいので注意されて下さい! 後の4㎞は細い道が多くなりますが、山吹水源への看板が要所要所に出ていますのでたどり着けると思います。

Map