熊本の湧水でコーヒーをいれる②~阿蘇一の宮

★阿蘇一の宮 水基(みずき)の湧水

阿蘇神社の門前町には、水基(みずき)と呼ばれる水飲み場が36箇所も点在しています。湧水散策「水基めぐり」として観光化されています。今回はその水基の湧水でコーヒーを入れてみたいと思います。

写真の門前町商店街には、様々な趣向を凝らした店舗が多数存在します。どこか懐かしくレトロだったり、お洒落だったりそんなお店を巡るだけでも素敵な時間が過ごせます。今回私がまず立ち寄ったお店は、丹波屋さんです。

大正2年創業の老舗文具店で、水に濡らすと文字が出てくる『御神水おみくじ』が有名です。文具以外にも雑貨や小物類も充実していました。かわいいオリジナルの文具や雑貨のコーナー、セルフカフェのスペースも設置してありました。

御神水おみくじ(丹波屋)

今回お店の軒先にある水基『文豪の水』の湧水を頂こうと思って来店しました。せっかくなので、御神水おみくじも購入します!




ミニ手ぬぐいの中におみくじが入っています。濡れたところだけ文字が浮かんできます。
水基に浮かべてみると、水神さまからのありがたいお言葉が…
勇気がもらえますね!
恋愛の△が残念でしたが…(笑)
店先の水基『文豪の水』は水筒に頂きました。お店の方もよく飲まれるそうで、この水でお米を炊いてもおいしく炊きあがるそうですよ!
※水基や商店街のこと…、私の質問に笑顔で答えて下さるお店の方々に感謝です

水の駅 阿蘇門前(あそもんぜん)

丹波屋さんの通りを挟んだ斜め前に、以前はなかったスポット『水の駅 阿蘇門前』ができていました。2017.12.17 にオープンしたそうです。
地元阿蘇の新鮮野菜や加工食品を中心に販売しながら、元気な阿蘇をいろいろとPRされているそうです。
まず目を引いたのが、足湯ならぬ足水(あしみず)です。なんとも涼し気です!元々『欣命水(きんめいすい)』という水基もあるのですが、足水の横にも水が飲みやすい場が作ってありました。早速おいしく飲ませて頂きました。


店先の水基『欣名水(きんめいすい)』には、涼しげでおいしそうなサイダーが置いてありました。
蛍丸(ほたるまる)サイダー(¥300)を購入しました。炭酸のきいたマスカット味でさわやかなのどごしです。
※売り上げの一部は阿蘇神社復興御支援にあてられるそうです。

一本だけの購入でしたがプチプチに包んでくれる配慮‼素敵ですね!お店の方のお話からも、店や街を盛り上げていきたいという想いが伝わってきて、なんかすがすがしい気持ちでお店を後にしました。
食べ物づくり・ものづくり・場所づくり…アイデアと創意工夫をたくさん感じる街ですね!


阿蘇神社の駐車場(無料)に止めることができます。阿蘇神社ガイド案内所でも駐車場や商店街のことを優しく教えてくれました。

※ちなみにこれだけの観光地で利用者も多いと思われるトイレ(第1駐車場)もきれいに清掃されていました。さりげなく花が飾ってある所もいいですね。トイレがきれいだとそれだけで信頼感や好感度が増します。

観光・水汲み後はすぐに駐車場を出ました。水汲みも、今回はいつものキャンプ用のジャグではなく、水筒とペットボトルにとどめました。

今回は自宅の水道水でいれたコーヒーと飲み比べをしてみました。もともと「熊本の水はおいしい」と有名です。実際私が住んでいる地域でも水道水はすべて地下水で賄っています。ただ、汲み上げたものをそのまま飲んでいるのではなく、水道法で義務づけられた塩素消毒を行ったうえで配水されているそうです。(もともと天然の地下水なので、少ない塩素で済むそうですが)
結果はどちらもおいしかったのですが(笑)、阿蘇一の宮の湧水でいれたコーヒーのほうが苦みが若干和らぎ、口当たりも柔らかくなっている感じがしました。
この投稿は、コーヒーの味の違いを厳密に判別していくような内容ではありません。そんな力もありませんし…。湧水をとりまく自然や空気、人や街、観光の雰囲気も含めて天然の湧水でコーヒーを気ままに味わい、知りえた情報等も発信していくコーナーだとご理解いただき、気軽に読んでいただけると幸いです。

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