山鹿の『せんべい工房』~ 豊前街道の素敵な街並みを訪ねて…
せんべい工房
今回訪れたのは山鹿市の豊前街道沿いにあるせんべい工房さんです❣
■■豊前街道(ぶぜんかいどう)とは…■■■
熊本市(肥後)を北上して北九州小倉(豊前)に至る道は豊前街道と呼ばれ、ここ山鹿では江戸時代の参勤交代の道として、山鹿のメインストリートとして栄えました。米の集積地や湯の町でもあった山鹿は宿場町としても産業や文化が育ち、現在も歴史情緒あふれる街並みが残されています。
こちらは、菊池川に架かる山鹿大橋の近くにある惣門(そうもん)です。復元されたものですが、その当時は橋から町への往来を監視したり、夜間に門を閉じて往来を制限したりする役目もあったのだとか…ここから山鹿の豊前街道に入って行きます。この門から北上する約1.3㎞の豊前街道周辺は平成19年度『美しいまちなみ大賞(国土交通大臣賞)』を受賞しているそうです。
●●手焼き 米せんべい●●●
さて、せんべい屋さんですが…平成6年(1994年)にせんべい工房を開かれたそうです。一枚一枚手焼きされた米せんべいを販売されていて、素材にもこだわった米せんべいはおみやげとしても人気のようです❣
作務衣姿がバッチリ決まった店主さん❣ 店先の熊本弁丸出しの看板『せんべいやきば 体験でくるばい』が素敵です(笑) 『せんべい焼きを体験できますよ』という意味です。
豊前街道(近隣区域)のガイドもされているご主人の愉快なトークはお店の魅力の一つとなっています♥
せっかくなので、体験もさせていただきました♥
●●せんべい焼き体験●●●
こちらがせんべいの材料(生米と味の素材が入ったもの)
簡単に言うと、丸い金型に材料を入れ、熱しながら加圧➡減圧で膨らむお米を固めるというものらしいです!
金型に蓋をして、専用の釜に入れます。上のレバーをギュッと回して加圧して、くるくる戻して減圧するとできあがり!
ご主人は名人芸のようにあっという間に仕上げます😲
私はたどたどしくではありますが何とか完成! 思い出に残る楽しい体験となりました♥
自分で焼いたせんべいは、その場で食べることもできますし、パックにしていただいて持ち帰ることもできます。
ポン菓子のような膨化食品になるそうで、お米の粒の形も表面に残っています。サクッと軽い食感で優しい味わい!今回の体験はえび味のせんべいでした。
店内には米せんべいやご主人厳選の商品が並び、芸能人の色紙や写真などからも人気店なのがうかがえます!
現在8種類の米せんべいが販売されていました。(塩・のり・えび・梅しそ・抹茶・黒米塩・玄米塩・カレー)
塩味・えび味・のり味の3種類が入った山鹿三米もりだくさんもあります❣
さて、おみやげには何を買おうか?
定番の3種類(えび、塩、のり)が入った「山鹿三米もりだくさん」は押さえるべきか?
抹茶やカレーも捨てがたい…いや、梅しそも…
あれこれ選ぶのも楽しい時間でした♥
お店からの街並みも風情があり、近くには歴史ある麹屋や造り酒屋もお店を構えています。また、人気のカフェなども街道沿いに点在しているようです…また、いろいろと訪ねてみたいものです!
豊前街道沿いは街路事業として、電線類の地中化や歩道部の石張り、外灯の整備なども進められ、落ち着いた風情のある景観が保たれているそうです。
●●せんべい工房●●●
★店舗情報
■営業時間 9:00~16:00
■店休日 不定休
■ TEL 0968-43-3158
■駐車場 なし
※近隣の駐車場情報については、店舗にご確認ください。
★私は豊前街道の散策も楽しみたかったので、お店より800m程街道を北上した所にある山鹿市街地観光客用駐車場(豊前街道駐車場)に車を停めました。こちらは無料で停められますので、街道をゆっくり散策したい人にはおススメです❣
■Map
■山鹿市街地観光客用駐車場(豊前街道駐車場)の場所はこちら!
★熊本市方面から3号線を進み、山鹿大橋を渡って3つ目の信号を右折すると行きやすいと思います。マクドナルドとセブンイレブンのある交差点が2つ目の信号なので、その次の信号です。山鹿バスターミナル・九州産交バス山鹿営業所の手前の信号を右折です!
右折して進むと、案内看板が左に見えてきます。案内通り進んで坂を上っていくと駐車場があります。観光・商工のための駐車場で無料ですが、利用時間は朝7時30分~夜11時で、それ以外は閉鎖されますのでご注意ください!
★駐車場の上(北側)を通る道が豊前街道なので、道を南下していくと、八千代座➡山鹿灯籠民芸館➡足湯➡山鹿温泉さくら湯などの観光地もめぐることができます。途中、カフェ等いろいろなお店も点在しています❣ せんべい工房にはさくら湯から300m近く南下すれば到着します!